ローコストの住まいづくりについての7つのポイント
1 シンプルな考えをもつことが大切です。
2 安価でも質や品を求めることが大切です。
3 空間や機能に多くの意味合いをもたせる工夫が大切です。
4 省エネ、省メンテナンス性など総合的な考えが大切です。
5 設計・施工の質が大切です。
6 住まいづくりのコミュニケーションが大切です。
7 出来ることは自分たちで行うことが大切です。
ローコストで考えたいこと
1 敷地 給排水、電気、ガス等の必要とするインフラがあることを確認します。
接道、境界を確認します。塀や崖等の所有関係は十分確認しましょう。崖地、高圧線下など特殊な土地は設計者に相談しましょう。
2 地盤 地盤状況、各種ハザードマップを確認します。建物に制約がかかり建物コストに影響します。
3 法規 用途、容積、防火地域等の確認をします。建物に制約がかかり建物コストに影響します。
4 ローンや税や保険 耐震、断熱、防火など高規格の住まいを優遇するローンや税や保険を調べておきましょう。
5 補助金 各種補助を調べましょう。補助はおおいに利用しましょう。補助金はあくまで補助にしかなりませんが総合的な判断で検討しましょう。
6 土地購入 敷地条件により建物に制約がかかります。どんな住まい方が出来るか設計者に相談し提案を求めることをおすすめします。
7 配置計画 日当りや眺め、アプローチや外部空間の豊かさなど配置計画は重要です。
8 変化 近隣の将来状況や住まい方の変化も考慮して計画しましょう。
9 外部空間 外部空間を有効に使いましょう。駐車スペースなどのオープンスペースを無駄にしないようにしましょう。
10 形態 シンプルな形態は堅牢性にすぐれます。バランスの良い形が堅牢でローコストとなります。
11 平面 無駄なスペースはつくらず、広く広く空間を使いましょう。
12 水回りの集中 水回りは集中させましょう、設備経路がシンプルになり省コスト、省メンテナンスとなります。
13 通風 通風は新鮮な空気の入れ換えとなり、湿気によるカビやダニの発生のない健康な住まいとなります。
14 採光 自然の明るさを有効に使いましょう。朝日の当たるダイニング、キッチンなど快適性を求めましょう。
15 寸法 標準材料のモジュール(寸法)に合わせ、材料の無駄が出ないようにしましょう。
16 屋根 片流れは、屋根、排水材料がシンプルになります。室内の屋根裏空間利用にも有効です。
軽い材料ほど建物の揺れに対する堅牢性が大きくなります。葺き方により金額が変わります。
17 南の陽は有効に使いましょう、夏に庇で遮熱し冬に暖を取り入れることが省エネとなります。庇は外壁の劣化を遅らせます。
18 断面 天井の高低のメリハリ、視線が抜けることで部屋は広く感じます。有効に利用しましょう。
19 基礎 敷地状況によりますが、ベタ基礎は材料費は布基礎に対して多少大きくなりますが、施工性が良く不当沈下に有効です。
また、地盤に対する支持面積が大きくなるため耐震性が大きくなります。
20 床下 木造では床下はメンテナンスや白アリ対策として点検作業が出来ることが大切です。
21 外壁 材質は建物のイメージに大きく影響します。耐久性、メンテナンス性を含め設計者にご相談下さい。
重量の軽い材料ほど建物の揺れに対する堅牢性が大きくなります。
22 高断熱 高断熱化はライフサイクルコストに有効です。広く空間を使い少ないエネルギーで暮らす。ローコストな住まい方の基本となります。
23 剛床 品確法に基づく24mm合板、釘打ち床は建物を堅牢とし上階の遮音となります。
24 壁内通気 木造では構造材の耐久化のために外または内部の壁内通気が大切です。
25 構造計算のすすめ 安全を確認し理解下さい。そのために許容応力度計算および各部の計算等を行うことをおすすめします。
26 仕上の簡略化 仕上の種類を減らし歩留まり(材料ロス)を良くすることも大切です。
27 壁仕上の省略 構造材を見せるデザインもあります。木造外断熱住宅など柱現しで本棚をつくるなどの工夫があります。
28 天井仕上の省略 また、屋根外断熱にして登り梁現しのデザインもあります。
29 収納の工夫 シンプルに生活することは大切ですが生活には多くのものが溢れます。入口にシューズクローク、キッチンにパントリー、寝室にウォーキンクローゼット
などある程度のすべて隠す収納を用意し中を工夫すれば安価で生活する空間がスッキリします。
30 呼吸する室内 床、壁、天井が木の住まいに住んでいます。湿気ず乾燥せず防臭効果があります。調湿効果のある材料は住まいに最適です。
31 仕上木材 室内に使われる造作(仕上、枠、階段等)はすべてが高額ではありません。無垢材は既製のラッピングされたものより総合的に良いと思います。
32 木部生地塗装 内部木部塗装は汚れ、日焼け防止です。塗膜をつくる塗装より浸透性の塗装がメンテナンス性に優れています。
33 木部ワックス 木部塗装をしなくても汚れ防止として引き渡しクリーニング項目でワックス掛けを行います。メンテナンスでは水拭き清掃と一緒に出来るワックスもあります。
34 塗装のDIY 浸透性の木部塗装は素人で可能です。天然塗装材料を使えばより安全です。
35 水性エマルジョンペイント塗 ビニールクロスの替わりに水性エマルジョンペイント塗りをおすすめします。水拭きも出来ます。メンテは塗替のみ、DIYもローラー塗のため素人で可能です。
36 左官のDIY 左官を家族で行うイベントとすると楽しいと思います。その場でのデザインや工夫が出来ます。素人なりの味もあります。
37 大工さんの家具 パネルとなる材料を歩留まり良く設計し大工さんにつくってもらうことで安価なオリジナル家具が出来ます。
38 オリジナルキッチン 使い勝手や収納の工夫をしたオリジナルキッチンを安価で製作することは可能です。
39 ハーフユニットバス 浴槽、腰回りまで樹脂その上は自由施工で、木造でも2階に設置可能で安価という選択があります。
40 照明器具 見せる照明は是非支給してみて下さい。外部には船舶照明、食卓灯は烏賊吊りランプ等メーカーのカタログにない素敵なデザインのものが安価で見つかります。
41 エアコン 冷暖房機器が必要であればエアコンを支給というかたちでおすすめします。取り替えの必要のない機器はありません。省エネ、省コストで最上の選択肢です。
42 床暖房 ほんのり温かい床暖房は優先順位を高くしても良い機器の一つです。
43 設備 過剰な設備はせず生活に必要な最低限の設備としましょう。
44 温度差の利用 室内の温度差を利用しましょう。冬に天井裏の暖気を床下におろしたり、夏にその逆を行い省エネとすることは換気扇一つで可能です。
45 室内の熱交換、排熱 南の部屋と北の部屋の熱交換、天窓での排熱など温度差を利用し快適な環境にしましょう。
46 扇風機の利用 室内には温度差があります。扇風機で熱を撹拌し快適な環境にしましょう。夏には涼風が心地よく感じます。
47 造園の工夫 南に落葉樹で夏の木陰をつくり、木々を通る涼風(蒸散による気化熱)で建物の温度上昇を防ぎます。
48 外構・造園のDIY 大きな木以外は自分たちで植える。敷石を購入して並べる。素人でも楽しんで出来ることがたくさんあります。
49 建物を知る 建物を知り簡単な診断は自分たちで出来るようにしましょう。メンテナンス方法を知っておくことも大切です。
50 登記を自分でする 表示登記、保存登記は素人でも出来ます。法令用紙には書き方がありますし法務局で親切に教えてくれます。